朝起きたら右の首すじが張っている。夕方になると右の腰だけが重い。そんなふうに、体の右側だけが痛いと「どこか悪いのかな」と気になりますよね。片側だけに出る痛みは、毎日の体の使い方のクセと関わっていることが多いと言われています。この記事では、右側に負担が偏るしくみと、ご自宅でできるセルフケア、早めに相談してほしいサインを、高根公団接骨院のスタッフがお話しします。
体の右側だけが痛いのはなぜ?左右差が生まれるしくみ

人の体は、もともと左右対称ではありません
鏡で見ると左右そろって見える体ですが、中身はけっこう非対称なんです。たとえば心臓はやや左寄り、肝臓は右側の大部分を占めています。内臓の重さや位置が左右で違うため、背骨や骨盤をとりまく筋肉の張り方にも、少しずつ差が出ると考えられています。
ですから、多少の左右差があること自体は自然なこと。問題になりやすいのは、その差に生活のクセが重なって、片側だけに疲れがたまり続けるケースです。
利き手・利き足が右側に仕事を集める
右利きの方は、箸、ペン、スマホ、マウス、ドアノブと、一日の動作の大半を右手でこなしています。そのたびに右の肩や腕、首の筋肉が働き、反対側よりも緊張しやすい状態になるんですね。
足も同じです。立ち上がるとき、階段をのぼるとき、無意識に踏み出すのはたいてい利き足のほう。こうした小さな偏りが何年も積み重なると、右側の筋肉だけが硬くなり、関節の動きにも差が出てくると言われています。
筋肉は硬くなると血の巡りが落ち、疲れた物質が抜けにくくなります。「右側だけが痛い」という感覚の裏には、こうした筋肉のこわばりと血流の低下が隠れていることが少なくありません。左側が楽なのは、裏を返せば右側が働きすぎているサインとも受け取れます。痛む側だけでなく、なぜそちらに負担が集まったのかに目を向けると、セルフケアのヒントも見えてきます。
右側に負担が偏りやすい、毎日のクセ

マウスを握る右手と、少し前に出た右肩
デスクワークの方に多いのが、マウス操作で右腕だけが前に伸びた姿勢です。右肩が前に巻き込まれ、首から肩甲骨にかけての筋肉が引っぱられたまま何時間も過ごすことになります。
画面が体の正面からずれている場合も、顔だけを右か左に向け続けることに。終業のころに右の首から肩が重だるくなるという方は、机の上の配置をいちど見直してみてください。ノートパソコンを低い位置で使っていると、頭が前に出て首の負担はさらに増えやすくなります。
足を組む、片足に体重をかけて立つ
座ると決まって右足を上にして組む。電車を待つあいだ、いつも右足に体重を乗せている。どちらも楽に感じる姿勢ですが、骨盤が片側に傾いた状態を長く続けることになります。
骨盤は上半身を支える土台です。ここが傾くと、背骨はバランスをとろうとして反対方向へカーブし、腰や背中の筋肉に左右差のある負担がかかると言われています。立ち仕事の方で腰の右側だけがつらいというときは、立ち方のクセが関係しているかもしれません。
抱っこやバッグは、いつも同じ側
育児中の方にありがちなのが「抱っこはいつも左腕、空いた右手で家事」という毎日。抱っこする側の腰に体重が乗りやすく、反対側の肩や腕も休みなく動いています。ショルダーバッグを同じ肩にかける習慣も、片側の肩を持ち上げる筋肉を働かせ続けることになります。部活動で同じ方向へのスイングやキックをくり返す学生さんも、体の使い方が片側に寄りやすいですね。ご自分では気づきにくいクセばかりなので、「そういえば私も」と思い当たるものがあれば、それが右側の痛みのヒントになるかもしれません。
首から腰まで、右側のどこが痛むかで見えてくること

首すじから肩にかけての右側
スマホやパソコンをのぞきこむ姿勢では、重い頭を首の後ろの筋肉が支え続けます。そこに利き手側の肩の緊張が加わると、首の右側から肩の上部にかけて張りや痛みが出やすいと言われています。
寝違えのように朝起きた瞬間から右に振り向けない、というパターンもあります。枕の高さや、いつも右を向いて寝るクセが関わっていることも。首の痛みが続くと頭痛やめまいを感じる方もいらっしゃるので、気になる症状はまとめて伝えていただくと、状態を確認しやすくなります。
背中や肩甲骨のまわり
肩甲骨は肋骨の上に浮かぶように乗っていて、周囲の筋肉に支えられています。右腕ばかり使っていると、肩甲骨を背骨側へ寄せる筋肉や、肩をすくめる筋肉が疲れやすくなるんです。
猫背ぎみの方は肩甲骨が外に開いた状態で固まりやすく、背中の右側に「こり」というより重たい痛みを感じることがあります。深呼吸をすると背中の右側がつっぱる、という方もいらっしゃいます。肋骨まわりの筋肉が硬くなり、胸郭の動きが小さくなっていることが関係していると考えられています。
腰からお尻、脚にかけて
腰の右側だけが痛いとき、骨盤の傾きや、お尻の筋肉の硬さが関わっている場合があります。お尻の深いところの筋肉がこわばると、太ももの裏まで張りを感じる方も。足の裏やかかとの痛みも、体重のかけ方の左右差から出てくることがあるので、腰とは関係なさそうに思えても、あわせて教えてください。
右側の負担を減らす、今日からのセルフケア

左右を入れ替える小さな習慣
いちばん手軽なのは、いつもの動作を「たまに反対側でやってみる」ことです。バッグを持つ肩を交互にする、足を組むなら左右を入れ替える、抱っこの腕をときどき替える。それだけでも、片側にかかり続けていた負担を分散させることが期待できます。
デスクワークの方は、モニターを体の正面に置き、マウスはできるだけ体の近くへ。1時間に一度は立ち上がって、肩をゆっくり回してみてください。
右側をゆるめるストレッチ
首の右側が張るときは、イスに座って右手でイスの座面のふちを軽くつかみます。そのまま頭をゆっくり左へ倒し、首すじの右側が伸びるのを感じたら、呼吸を止めずに20秒ほどキープ。反対側も同じように行い、伸び方の違いを比べてみてください。
腰の右側には、仰向けで両膝を立て、膝をそろえたまま左へゆっくり倒すストレッチが向いています。腰からお尻の右側が心地よく伸びるところで止めるのがコツ。痛みが強くなる方向へは無理に伸ばさず、「気持ちいい」と感じる範囲でとどめてください。
温める?冷やす?迷ったときの目安
ぶつけた、ひねったなど、急に痛みが出て熱っぽさや腫れがあるときは、まず冷やすのが一般的と言われています。保冷剤をタオルで包み、15分ほどを目安に当ててみましょう。
一方で、何週間も続く重だるさやこりには、温めて血の巡りをうながすほうが合っていることが多いようです。湯船にゆっくりつかるだけでも、筋肉がゆるみやすくなります。どちらかわからないときは、自己判断で続けず相談してもらえれば大丈夫ですよ。
こんなときは早めにご相談を|高根公団接骨院の施術

こんな痛み方なら、まずは医療機関へ
右側の痛みの多くは筋肉や関節の疲れから来ていると言われますが、なかには別の原因が関わっていることもあります。じっとしていても痛む、日に日に痛みが増していく、体を動かしても痛みの強さが変わらない、といったときは注意が必要です。
強い痛みやしびれ、発熱を伴う場合は、医療機関の受診をおすすめします。そのうえで、筋肉や関節のケアが必要だとわかったときには、当院でお手伝いできることがあります。
当院が右側の痛みで確認していること
高根公団接骨院では、痛む場所だけを見るのではなく、骨盤の傾き、背骨のカーブ、肩の高さ、関節の動きの左右差などをお体全体で確認しています。そのうえで、手技を中心に、こわばった筋肉や動きの悪くなった関節へ施術を行います。骨格矯正の技術を身につけた院長が在籍しており、姿勢のゆがみが気になる方には、その状態に合わせた施術をご提案しています。
スタッフは全員、柔道整復師または鍼灸師の国家資格を持っています。施術のあとには、ご自宅でできるストレッチや姿勢のポイントもお伝えしていますので、日常で気をつけたいことを一緒に見つけていければと思っています。
育児中の方も、部活に打ちこむ学生さんも
抱っこや授乳で体の片側に負担がかかりやすい育児中の方には、産後骨盤矯正のご相談も承っています。部活動で同じ動きをくり返す学生さんの、右の膝やかかとの痛みについても、ご本人や保護者の方からのご相談をお受けしています。
当院は高根公団駅から徒歩30秒。お仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすい場所にあります。右側だけの痛みが気になりはじめたら、我慢が長引く前に、どうぞ気軽に声をかけてください。
よくある質問
Q. 右利きだと体の右側に痛みが出やすいのですか?
A. 右利きの方は日常の動作の多くを右手で行うため、右の肩や首の筋肉が緊張しやすいと言われています。ただし痛みの出方は姿勢や仕事内容によっても変わるため、気になる場合はお体の状態を確認したうえでご提案します。
Q. 右側だけが痛いとき、寝るときの向きは関係ありますか?
A. いつも同じ向きで寝るクセや、枕の高さが合っていないことが、片側の首や肩の張りに関わることがあると言われています。寝る向きをときどき変えたり、枕の高さを見直したりして、朝の体の感じ方を比べてみるのもひとつの方法です。
Q. 接骨院では右側の痛みに対してどんなことをしますか?
A. 当院では、痛む場所だけでなく、骨盤の傾きや肩の高さ、関節の動きの左右差などを確認し、手技を中心に施術を行っています。あわせて、ご自宅でできるストレッチや姿勢のポイントもお伝えしています。
