「昔から心配性で落ち込みやすいのは、生まれつきセロトニンが少ないから?」そんな疑問を持って検索された方もいらっしゃるかもしれません。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分や睡眠のリズムに関わる物質です。この記事では、生まれ持った体質と毎日の暮らしの関係、そして接骨院の立場から見た首・肩のこわばりとのつながりやセルフケアについて、高根公団接骨院がお話しします。
セロトニンが少ないのは生まれつき?遺伝と体質のお話

セロトニンってどんな物質?
セロトニンは、脳の中で働く神経伝達物質のひとつです。厚生労働省の健康情報サイトでは、ドパミンやノルアドレナリンを制御し、精神を安定させる働きをする物質として紹介されています。
気持ちの浮き沈みだけでなく、睡眠や食欲、朝の目覚めといった体のリズムにも関わると言われています。脳だけでなく腸にも多く存在することが知られていて、心と体の両方に顔を出す物質なんですね。
「生まれつき」と言われるのはなぜ?
神経と神経のすき間に出たセロトニンは、「セロトニントランスポーター」という運び役によって回収されます。この運び役に関わる遺伝子のタイプには個人差があると言われ、タイプによって不安の感じやすさに違いが出るのではないか、という研究が続けられています。
日本人は不安を感じやすいタイプの割合が多い、という話を耳にしたことがある方もいるでしょう。ただし、遺伝子のタイプだけで性格や気分が決まるわけではない、とも考えられています。
体質があっても、一生そのままとは限りません
生まれ持った傾向があったとしても、それは「なりやすさ」の目安のようなもの。ストレスの量や睡眠、日光を浴びる時間、運動習慣など、環境による影響も大きいと言われています。
そもそも脳の中のセロトニンの量を、ふだんの生活の中で自分で測ることはできません。「自分は生まれつき少ないんだ」と決めつけてしまうより、今の暮らしで見直せるところに目を向けたほうが、気持ちも少しラクになるのではないでしょうか。
体質より、毎日の暮らしが関わってくる部分

朝の光と体内時計
朝起きて光を浴びると、体内時計がリセットされると言われています。セロトニンは日中の活動とともに働きが高まり、夜になると眠りのホルモンであるメラトニンの材料にもなるんです。
カーテンを閉めきったまま朝の支度をして、そのまま電車に乗り、室内で一日を過ごす。そんな生活が続くと、日中に浴びる光の量はかなり少なくなります。在宅ワークの日がある方は、気づかないうちに一歩も外に出ていない、ということもありますよね。
材料になるトリプトファンと食事
セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンを材料に体の中で作られます。トリプトファンは肉や魚、大豆製品、乳製品、卵など、身近な食品に含まれています。
とはいえ、特定の食品をたくさん食べればいい、という単純な話ではありません。朝食を抜かずに、主食・主菜・副菜をそろえるところから始めてみてください。忙しい朝なら、納豆ごはんにお味噌汁、ヨーグルトを添えるくらいでも十分です。
夜の明かりと眠りのリズム
厚生労働省の健康情報サイトでは、メラトニンはトリプトファンを原料に、セロトニンを経て作られると説明されています。さらに、夜でも明るい照明が目に入るとメラトニンの分泌が抑えられることがある、とも書かれています。
寝る直前までスマートフォンを見ている方は多いですよね。寝る前の1時間は部屋の明かりを少し落とし、画面を見る時間を短くする。それだけでも、眠りのリズムを作るきっかけになると言われています。
首・肩のこわばりと気分の重さ、どうつながっている?

緊張が続くと呼吸が浅くなりやすい
気を張った状態が続くと、無意識のうちに肩がすくみ、首の筋肉に力が入りやすくなります。肩が上がった姿勢では胸やお腹が動きにくく、呼吸も浅くなりがちです。
浅い呼吸が続くと、なんとなく落ち着かない、疲れが抜けにくいと感じる方もいらっしゃいます。体の緊張と気分の重さは、どちらが先とも言いにくく、お互いに影響し合っていると考えられているんです。
猫背の姿勢と、下がりっぱなしの目線
スマートフォンやパソコンをのぞき込む姿勢では、頭が前に出て背中が丸くなります。頭の重さは体重のおよそ1割ほどと言われ、前に出るほど首や肩の後ろの筋肉が引っぱられるんですね。
目線が下がった状態が長くなると、外の景色や光にふれる時間も減ってしまいます。姿勢の話と光の話は、実はこんなところでつながっているわけです。猫背が気になる方は、まず画面の高さを目線に近づけるだけでも、首の負担はずいぶん変わってきます。
デスクワークや育児で固まりやすい場所
長時間のデスクワークでは、首の付け根から肩甲骨の内側にかけてが固まりやすい傾向があります。抱っこや授乳が続く育児中の方は、肩の前側や背中。立ち仕事の方なら、腰まわりやふくらはぎに疲れがたまりやすいでしょう。
頭痛や肩こりが重なると、気持ちまで沈みがちになる、という方もいらっしゃいます。体のつらさを少しでも軽くしておくことは、毎日を過ごしやすくするための土台のひとつと言えそうです。
朝・昼・夜に分けてできるセルフケア

朝はカーテンを開けて、5分だけ外へ
起きたらまずカーテンを開け、できれば5分ほどベランダや玄関先に出てみてください。曇りの日でも、屋外の光は室内の照明よりずっと明るいと言われています。
通勤や通学で駅まで歩く時間も、光を浴びるチャンスです。うつむかずに、少し遠くを見るようにして歩いてみましょう。お子さんを送り出したあとに、ゴミ出しついでに空を見上げるだけでもかまいません。
一定のリズムで体を動かす
ウォーキングや階段の上り下り、よく噛んで食べることなど、一定のリズムをくり返す動きは、セロトニンの働きに関わると言われています。
長さより続けやすさが大切です。1日15分ほどの散歩から始めて、会話ができるくらいのペースを保つのがコツ。昼休みに少し遠回りして歩く、エレベーターではなく階段を使う、といった小さな工夫でも十分なんです。
寝る前の首まわりストレッチ
椅子に座って背すじを伸ばし、あごを軽く引いたまま、頭のてっぺんを天井へ引き上げるようにして10秒キープ。これを3回くり返します。
そのあと両肩をすくめて耳に近づけ、ストンと力を抜く動きを5回。首を勢いよく回すと筋肉を痛めることがあるので、どの動きもゆっくり行ってください。途中で痛みが出たら、無理をせずに中止しましょう。
湯船につかって首の後ろを温めてから行うのもおすすめです。体がほぐれた状態のほうが、力を抜く感覚もつかみやすいですよ。
高根公団接骨院でお手伝いできること

首・肩・背中のこわばりを確かめながら手技で施術
最初にお伝えしておくと、当院はセロトニンそのものを増やす施術を行っているわけではありません。お体の状態を確認したうえで、首・肩・背中の筋肉のこわばりや関節の動きに対して、手技を中心に施術を行っています。
スタッフは全員、柔道整復師または鍼灸師の国家資格を持っています。肩こりや頭痛、寝違え、めまいなど、気分の重さと一緒に感じやすい体の不調についてのご相談も承っています。
姿勢のクセや骨盤のバランスもあわせて確認
骨格矯正の技術を身につけた院長が、猫背や骨盤のゆがみといった姿勢のクセも見ながら、施術の流れをご提案します。ご自宅でできるストレッチもお伝えしていますので、セルフケアと組み合わせて体と向き合っていただければと思います。
産後の骨盤矯正や、育児による肩・腰の痛みのケアにも対応しています。体調やご状況に合わせて内容を調整しますので、気になることは事前にお知らせください。
医療機関への相談を考えたほうがいいとき
気分の落ち込みや眠れない日が長く続くとき、また強い痛みやしびれ、発熱を伴う場合は、医療機関の受診をおすすめします。
当院は高根公団駅から徒歩30秒のところにあり、お仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすい立地です。当日のご予約にも対応していて、電話・WEB・LINEから予約できます。首や肩の重さが抜けない日が続いたら、高根公団接骨院にお気軽にお越しください。
よくある質問
Q. 親が心配性だと、子どももセロトニンが少ない体質になりますか?
A. セロトニンに関わる遺伝子のタイプは、親から受け継ぐ部分があると言われています。ただ、それだけで性格や気分が決まるわけではないと考えられています。睡眠や日光、運動など、生活の中で見直せる部分も多いので、ご家族で朝のリズムづくりから始めてみてください。
Q. 接骨院の施術でセロトニンは増えますか?
A. 当院では、施術でセロトニンが増えるとはお伝えしていません。高根公団接骨院では、首・肩・背中の筋肉のこわばりや姿勢のクセを確認しながら手技を行っています。あわせて、ご自宅でできるストレッチなどのセルフケアもご提案しています。
Q. 夜勤や交代勤務で朝日を浴びにくいときは、どうすればいいですか?
A. 起きた時間を自分の「朝」と考え、目覚めてすぐに明るい光を浴びると、体内時計のリズムを作りやすいと言われています。反対に、寝る前は照明を落とし、スマートフォンの画面を見る時間を短くしてみてください。
