抱っこで下を向く時間が長く、夜間授乳の合間にスマホで情報を調べ、気づけば夕方には目の奥がずーんと重い。産後の30代の方から、そんなお声をよく伺います。休みたくても休めない毎日の中で、目の疲れは肩こりや頭の重さとひとつながりになっていることが多いものです。高根公団駅すぐの当院にも、育児中のお母さまが目の不調をきっかけにご相談に来られます。今日は身体のしくみとセルフケアの視点から、産後の眼精疲労を整理してみます。
産後ママに眼精疲労が起こりやすい理由

目のピント調整は、眼球の中の毛様体筋という小さな筋肉が担っています。近くを見続けているあいだ、この筋肉はずっと縮んだままの状態で働き続けます。授乳中に赤ちゃんのお顔を見つめる、スマホで育児記録をつける、絵本を読み聞かせる――産後の生活は「近くを見る作業」の連続で、毛様体筋がなかなか休めません。
もうひとつ見落とされがちなのが、頭の位置です。抱っこや授乳の姿勢では、あごが前に出て頭が下がりやすくなります。頭は成人でおよそ5〜6キロあり、少し前に傾くだけで首の後ろから肩、肩甲骨のまわりの筋肉に大きな負担がかかります。この筋肉の緊張が続くと、後頭部から目にかけて走る神経や血流が圧迫され、目の奥の重だるさや、こめかみの張りとして感じられることがあります。
さらに産後は、妊娠中から続いた骨盤まわりの変化や、慣れない育児による睡眠不足も重なります。自律神経のバランスが揺らぎやすい時期でもあり、涙の分泌や瞳孔の調整といった、目そのものの働きにも影響が及ぶことがあります。目だけの問題として捉えず、首・肩・骨盤・生活リズムまで含めて眺めてみると、原因の糸口が見えやすくなります。
首・肩・骨盤から目の疲れを見直す

眼精疲労のセルフケアというと目薬や温めが浮かびますが、産後の方には首と肩甲骨まわりを緩める工夫もあわせておすすめしています。後頭部の付け根には、目の動きと関係の深い筋肉が集まっていて、ここが硬くなると視界のかすみや頭重感につながりやすいためです。
ご自宅では、次のような工夫を取り入れてみてください。
- 授乳や抱っこの合間に、あごを軽く引いて後頭部を天井に伸ばす姿勢を10秒ほど作る
- 蒸しタオルを目の上と首の後ろに交互にのせ、血流を促す
- スマホを見るときは、画面を目の高さまで持ち上げてうつむき時間を減らす
- 就寝前の10分は画面から離れ、部屋の照明を落として毛様体筋を休ませる
骨盤の位置も目の疲れと無関係ではありません。骨盤が後ろに傾くと背中が丸まり、頭が前に出て首の負担が増えるという流れになります。産後は骨盤を支える筋肉の働きが戻りきっていない時期でもあるため、姿勢が崩れやすくなります。授乳クッションで背中を支える、椅子の背もたれと腰の間にタオルを1枚挟むなど、座る環境から整えると首や目への負担が少しずつ変わってきます。
ただし、視界が急に狭くなる、片側だけ強い頭痛が続く、吐き気やしびれを伴う――こうした症状があるときは、セルフケアで様子を見ず、早めに医療機関の受診をおすすめします。
高根台エリアで受けられる骨格矯正と鍼灸のご提案
船橋市高根台エリアは、団地や住宅街のなかを毎日ベビーカーで移動される方が多く、坂道や段差で自然と前かがみの姿勢が続きやすい土地柄です。高根公団駅から徒歩30秒という立地なので、赤ちゃんとのお出かけのついでや、ご家族に少し預けた短い時間でも立ち寄っていただきやすい場所にあります。
当院では、骨格矯正の技術を身につけた院長が、首から背中、骨盤までのつながりを確認しながら手技を行っています。目の疲れとしてご相談をいただいた場合も、まず首の可動域や肩甲骨の動き、骨盤の傾きといった全身の状態を見せていただき、目の周囲だけでなく身体の土台から負担が抜けやすい状態を目指してご提案しています。
また高根公団接骨院には鍼灸師が在籍しており、鍼やお灸による施術にも対応しています。後頭部や肩、目の周囲のツボへの鍼、冷えを感じやすい方への温灸など、お身体の状態やご希望にあわせて内容を調整します。産後で体調の変化がある時期ですので、授乳の状況や睡眠の様子、お子さまとの生活リズムを伺ったうえで、無理のない範囲で組み立てていきます。
目の疲れは「そのうち治るだろう」と後回しになりがちですが、首・肩・骨盤とセットで見ていくと、育児のしやすさそのものが変わってきます。高根公団で眼精疲労にお悩みの産後の方は、まずはお気軽にご相談ください。電話・WEB・LINEからご予約いただけます。
よくある質問
Q. 産後の眼精疲労は骨盤の状態と関係がありますか?
A. 直接目に作用するわけではありませんが、骨盤が後ろに傾くと背中が丸まり、頭が前に出て首の後ろの筋肉が張りやすくなります。この状態が続くと目の奥の重さやこめかみの張りにつながる場合があるため、骨盤や姿勢の状態もあわせて確認していくことをおすすめしています。
Q. 授乳中でも鍼灸を受けられますか?
A. 授乳中や産後間もない時期は、体調やご状況にあわせて刺激量やツボの選び方を調整しながら進めます。当日の睡眠状況やお子さまの授乳リズムなども伺ったうえで内容をご提案しますので、気になる点は事前にお知らせいただけますとご案内しやすくなります。
Q. 目の疲れだけでも相談してよいのでしょうか?
A. もちろん構いません。目の疲れをきっかけにお身体を見せていただくと、首や肩、骨盤の負担が背景にあることも少なくありません。眼精疲労として現れている状態を、姿勢や筋肉のこわばりの面から確認し、生活のなかでできる工夫もあわせてお伝えしています。
