採血や予防接種のあと、ふと腕を見たら青紫のあざができていた。そんな経験はありませんか?痛みはそれほどでもないのに、色が濃いと「何か失敗されたのかな」「このまま残ったらどうしよう」と気になりますよね。
このページでは、注射のあざができるしくみ、消えるまでの目安、自宅でできるケア、次の注射でできにくくするコツを、船橋市の高根公団接骨院がまとめました。あざの色が日ごとに変わっていく理由がわかると、少し気持ちが落ち着くかもしれません。
注射であざができるのはなぜ?皮膚の下で起きていること

針が細い血管をかすめると、血がにじみ出ます
皮膚のすぐ下には、目に見えないほど細い血管が網の目のように通っています。注射の針はそのすき間を縫うように刺さりますが、どうしても細い血管をかすめてしまうことがあるんです。
そこから漏れた血液が皮膚の下にたまり、外から透けて見える。これが注射のあざの正体で、内出血(皮下出血)と呼ばれるものと言われています。採血や点滴のように血管そのものに針を入れる場合は、針を抜いたあとの小さな穴から血がにじみ、まわりに広がってできることが多いようです。
あざができやすい人・場面
同じように注射を受けても、あざが出る人と出ない人がいます。よく挙げられるのは次のようなケースです。
- 血管が細い、または動きやすくて針が入りにくい
- 年齢とともに、皮膚や血管がうすくもろくなっている
- 血を固まりにくくする薬を飲んでいる
- 針を抜いたあとに押さえる時間が短かった、あるいは揉んでしまった
つまり、注射をした人の腕前だけで決まるわけではありません。体質やその日の体の状態、注射のあとの過ごし方など、いくつかの条件が重なってできるものと考えられています。
採血・点滴と予防接種では少し事情が違います
採血や点滴は静脈に針を入れるので、抜いたあとに血が出やすく、あざも比較的できやすいと言われています。一方、予防接種は皮下や筋肉に薬を入れる注射が中心です。血管を狙って刺すわけではないため、あざになっても小さな点ですむことが多いでしょう。
ただ、どちらの場合も、注射のあとをどう過ごしたかで、あざの大きさが変わることがあります。そのあたりは後半で詳しくお話ししますね。
注射のあざの色の変わり方と、消えるまでの目安

赤紫から黄色へ。色が移るのは吸収が進んでいる途中
できたばかりのあざは、赤っぽい紫色をしています。これは皮膚の下にたまった血液の色そのものです。数日たつと青や青紫に見えはじめ、やがて緑がかった色、黄色っぽい色へと変わっていきます。
この色の移り変わりは、血液の中の赤い色素(ヘモグロビン)が体の中で少しずつ分解され、別の物質に変わっていく過程を映していると言われています。黄色くなってくると「広がった?」とドキッとするかもしれません。でも、それはむしろ吸収が進んでいる途中の色なんです。
1〜2週間ほどが一つの目安と言われています
注射でできる小さなあざなら、1〜2週間ほどで目立たなくなることが多いと言われています。範囲が広めだったり、血を固まりにくくする薬を飲んでいたりすると、2〜3週間ほどかかる方もいます。
年齢や体質、あざができた場所でも差が出ます。色白の方や、皮膚がうすい腕の内側などは、色が残って見えやすい傾向があるようです。「1週間たったのにまだある」という段階なら、まずは色が薄くなってきているかどうかを見てみてください。
押すと少し痛い、しこりっぽい…よくある経過
あざのまわりを押すと鈍い痛みがある。少しふくらんで、硬く感じる。こうした感覚も、内出血が吸収されていく途中ではよくみられると言われています。
気になって何度も押して確かめたくなりますが、触りすぎはかえって刺激になってしまいます。毎日同じ時間に、明るい場所で色と大きさを見る。それくらいの距離感で見守るのがちょうどいいかもしれません。スマートフォンで写真を撮っておくと、前の日との違いを比べやすいですよ。
できてしまったあざに、家でできること

当日〜翌日は冷やして、腕を休ませる
あざに気づいたのが注射の当日や翌日で、腫れや熱っぽさもあるなら、まずは冷やしてみてください。保冷剤や氷をタオルで包んで10〜15分ほど当て、いったん外します。これを何回かくり返すイメージです。冷えすぎると皮膚に負担がかかるので、氷を直接当てるのは避けましょう。
あわせて、その腕で重い荷物を持つ、子どもを長く抱っこするといった、力のかかる動きは控えめにしておくと腕が楽です。筋肉に力が入るとそのぶん血流が増え、にじんだ血が広がりやすくなると考えられています。
熱っぽさが引いたら温める
腫れや熱っぽさが落ち着いてきたら、今度は温める段階に入ります。目安は2〜3日後くらいでしょうか。蒸しタオルを当てたり、湯船にゆっくりつかったりして、腕まわりを温めてみてください。
温めると周囲の血のめぐりがよくなり、たまった血液が運び去られるのを助けることが期待できます。冷やす時期と温める時期を取り違えないこと。ここがケアの分かれ目です。迷ったら「熱っぽさが残っているうちは冷やす、引いたら温める」と覚えておくとわかりやすいですね。
強く揉む・こするのは控えて
早く消したくて、ついぐりぐり揉みたくなる方もいるでしょう。ただ、内出血している場所を強く揉むと、まわりの細い血管にまた負担がかかり、あざが広がることもあると言われています。
温める時期に入ってからも、触るなら皮膚の上を軽くなでる程度で十分です。痛みが出るようなら、そこでいったん手を止めてください。長袖の生地がこすれて気になるときは、袖がゆったりした服を選ぶだけでも違いますよ。
次の採血・予防接種であざを作りにくくするコツ

針を抜いたら、揉まずに3〜5分押さえる
いちばん手軽なのは、針を抜いたあとの押さえ方を見直すことです。宮崎大学が地域向けに発信している健康情報でも、採血や静脈注射、点滴のあとは揉まずに3〜5分ほどしっかり押さえる「圧迫止血」がすすめられています。血を固まりにくくする薬を飲んでいる場合は、10分ほど押さえて血が止まっているか確かめるとよい、とのことでした。
針を抜いたら、止血用のテープやガーゼの上から指でまっすぐ押さえ、3〜5分は揉まずにそのまま待つ。途中で指を離して確かめたくなりますが、そこはぐっと我慢です。
予防接種のあとも、強く揉まなくてよいそうです
「注射のあとはよく揉んで」と教わった記憶のある方もいるかもしれません。同じ宮崎大学の健康情報によると、予防接種のあとに揉んでも免疫のつき方に差はなく、強く揉むと皮下出血を起こすことがあるため、最近は軽く押さえる程度でよいとされているそうです。
お子さんの予防接種でも考え方は同じで、泣いている子をあやしながら、打ったところを軽く押さえておけば十分なんですね。なお、薬の種類によっては揉むように指示されることもあります。その場合は、注射をした医療機関の説明に従ってください。
水分・袖のまくり方・ひと言の申告
採血の前は、特に制限を受けていなければ水分をとっておいてください。体の水分が足りないと血管が細くなり、針が入りにくくなると言われています。寒い時期なら、腕を温めておくのも一つの手です。
見落としがちなのが袖です。きつい服の袖を肘の上までまくり上げると、そこで腕が締めつけられ、針を抜いたあとに血がにじみやすくなるとされています。採血の日は、袖口がゆったりした服を選んでおくと楽ですよ。
あざができやすい体質の方や、血を固まりにくくする薬を飲んでいる方は、採血の前にひと言伝えておきましょう。押さえる時間を長めにとってもらうなど、配慮をお願いしやすくなります。
こんな様子なら相談を。腕や肩のつらさは当院へ

注射のあざで、医療機関に相談したいサイン
注射のあざの多くは、時間とともに薄くなっていくものです。それでも次のような様子があるときは、様子見を続けずに、注射を受けた医療機関へ相談してみてください。
- あざがどんどん広がる、ふくらみが大きくなる
- 指先までしびれる、電気が走るような痛みがある
- 赤みや熱っぽさが日に日に強くなる
- 2〜3週間たっても、色がほとんど変わらない
- ぶつけた覚えのないあざが、ほかの場所にもいくつも出てくる
強い痛みやしびれ、発熱を伴う場合は、医療機関の受診をおすすめします。また、血を固まりにくくする薬を飲んでいる方は、あざが気になっても自分の判断で薬をやめず、その薬を出している医師に相談してください。
腕・肩まわりのこわばりは、高根公団接骨院にご相談ください
採血や予防接種のあとに腕を気にしているうちに、「そういえば肩も首もずっと重い」と気づくこともあるかもしれません。デスクワークで同じ姿勢が続いたり、抱っこで片腕ばかり使ったり。そうした毎日の積み重ねで、肩から腕にかけての筋肉はこわばりやすくなります。
高根公団接骨院では、肩こりや首の痛み、肩関節周囲炎(五十肩)などのご相談を承っています。スタッフは全員が柔道整復師または鍼灸師の国家資格をもっており、筋肉の緊張や関節の動き、姿勢のクセを確認しながら、手技を中心に施術を行っています。腕などにあざがあるときは、施術の前にひと声かけてください。体調やご状況に合わせて内容を調整します。
ご自宅では、肩を耳に近づけるようにすくめてから、息を吐きながらストンと落とす動きを5回ほど試してみてください。デスクワークの合間にできて、肩まわりの血のめぐりを促すきっかけになると言われています。
京成松戸線の高根公団駅から徒歩30秒なので、お仕事帰りや育児の合間にも立ち寄りやすい場所です。当日のご予約も受け付けていますから、電話・WEB・LINEのうち使いやすい方法でどうぞ。
よくある質問
Q. 注射のあざがある日に、お風呂に入っても大丈夫ですか?
A. 医療機関から特に指示がなければ、入浴してかまわないことが多いと言われています。ただ、腫れや熱っぽさがある当日は、熱いお湯での長湯は控えめにしてください。あざのある場所はこすらず、泡でやさしく洗う程度にしておくと、腕への負担が少なくすみます。
Q. 子どもの予防接種のあと、腕にあざができたら様子を見てもいいですか?
A. 小さなあざで、腫れや熱っぽさがなく機嫌もいつもどおりなら、色の変化を見守ることが多いようです。赤みが広がる、腕を痛がって動かさない、熱が出るといった様子があれば、接種を受けた医療機関に相談してください。
Q. 注射のあざがあるときに、接骨院で施術を受けてもいいですか?
A. あざのある場所や状態によって考え方が変わるので、ご来院の際に、どこにいつできたあざかをお知らせください。体調やご状況に合わせて内容を調整します。腫れや強い痛み、しびれがある場合は、先に注射を受けた医療機関へご相談ください。
