手首がズキッと痛むと、とりあえず湿布を貼っておこうかな、と考える方は多いですよね。パソコン作業やスマホ、赤ちゃんの抱っこ、部活の練習。手首は一日中ほとんど休む暇がない場所です。この記事では、手首の痛みに湿布を使うときの選び方や貼り方、あわせてやっておきたいセルフケアについて、船橋市の高根公団接骨院がお伝えします。
手首の痛みに湿布は使っていい? 最初に知っておきたい湿布の働き

湿布に期待できること、できないこと
ドラッグストアで手に入る湿布の多くには、痛みや炎症をやわらげる成分が含まれていると言われています。手首の痛みに湿布を使うこと自体は、つらさを和らげる方法のひとつとして考えてかまいません。
ただ、湿布はあくまで「痛みを感じにくくするお手伝い」なんです。手首に負担がかかっている理由、たとえば指や手首を曲げ伸ばしする筋肉の使いすぎは、貼るだけでは変わりません。楽になったからといって同じ使い方を続けていると、痛みがぶり返すこともあります。
手首には、指を動かす腱がたくさん通っています。腱は「腱鞘(けんしょう)」というトンネルのような鞘の中をすべるように動くのですが、親指をよく使う方は、このすべりが悪くなって痛みが出やすいと言われています。いわゆる腱鞘炎と呼ばれる状態ですね。湿布と並行して手の使い方を少し見直すと、負担の感じ方が変わってくることもあります。
冷湿布と温湿布は、何が違うの?
冷湿布はメントールなどでひんやり、温湿布はトウガラシ由来の成分などでぽかぽかと感じるように作られています。ここで知っておいてほしいのが、冷湿布を貼っても、氷を当てたときのように患部の温度が大きく下がるわけではないと言われている点です。
つまり冷・温の違いは、おもに「貼ったときの感じ方」の違い。どちらが心地よいかで選んでよい場面も多いでしょう。温湿布は刺激が強めなので、肌が弱い方はヒリヒリしやすいかもしれません。初めて使うときは短い時間で様子を見てください。
冷やす?温める? 痛み方で選ぶ湿布の考え方

ひねった直後、熱っぽく腫れているとき
転んで手をついた、スポーツ中にひねった。そんな直後の手首は、熱を持って腫れてくることがあります。このタイミングでは、ひんやりする冷湿布のほうが心地よく感じる方が多いですね。
とはいえ、先ほどお話ししたとおり湿布の冷やす力はそれほど強くありません。痛めてから1〜2日ほどは、保冷剤や氷をタオルで包み、15分くらいを目安に当てるやり方がよく知られています。感覚がなくなるほど冷やす前にいったん外し、肌の様子を見てから繰り返すようにしてください。
部活でケガをした学生さんは、早く練習に戻りたい気持ちが強いと思います。それでも、腫れや熱っぽさが残っているうちは、手首に体重をかける動きは控えてほしいところです。
使いすぎで重だるい手首には
何日も前からじわじわ痛む、朝は手首がこわばって夕方には重だるい。こうした使いすぎタイプの痛みでは、温めると楽に感じる方もいらっしゃいます。お風呂で手首から肘までゆっくり温めると、前腕の筋肉がゆるんで動かしやすくなることがあるんです。温湿布を使うなら、入浴の直前や直後は避け、肌のほてりが落ち着いてから貼ると刺激を感じにくくなります。
どちらにするか迷ったら
温めると痛みが増す、ズキズキと脈打つような感じがある。そんなときは冷やすほうを選びましょう。反対に、冷やすとかえってこわばるなら、温めるほうが合っているのかもしれません。自分の手首の反応を見ながら選ぶ、くらいの気持ちで大丈夫ですよ。痛めてから数日たって熱っぽさが引いてきたら、そこが温めるケアへ切り替えるひとつの目安になります。
はがれやすい手首に湿布を貼るちょっとしたコツ

切り込みを入れて関節をまたぐように
手首は曲げ伸ばしやひねりが多いため、長方形の湿布をそのまま巻くと、しわが寄ったり端から浮いてきたりしがちです。おすすめは、四隅から中心に向かって切り込みを入れ、X字に近い形にしてから貼る方法。真ん中を一番痛いところに当て、切った足を手の甲側と手のひら側へ広げると、関節の動きについてきやすくなります。
貼るときは、手首を軽く反らせた状態で。まっすぐ伸ばしたまま貼ると、曲げたときに引っ張られてはがれやすくなるからです。それでも浮いてくる場合は、伸縮性のあるネット包帯やサポーターで上から軽く押さえる方法もあります。指先がしびれたり冷たくなったりしない程度の、ゆるめの締めつけにしておいてください。
親指側が痛い? 小指側が痛い?
親指の付け根から手首にかけて痛む場合は、手首の親指側にある骨のでっぱりのあたりを中心にします。小指側が痛むなら、小指側のでっぱり周辺が中心です。親指と人差し指の間に湿布の端がかかると、指を動かすたびに浮いてくるので、そこはよけて貼るのがコツなんです。
かぶれを防ぐための貼り替え
湿布で意外と多いのが、かぶれやかゆみ。同じ場所に長く貼りっぱなしにせず、箱や説明書に書かれた時間を目安に貼り替え、汗をかいたらいったんはがして肌を拭いてあげましょう。成分によっては、貼った場所に日光を当てないよう注意書きがある湿布もあります。妊娠中の方やほかにお薬を使っている方は、使う前に薬剤師さんへ確認しておくと安心です。赤みやかゆみが出たら使うのをやめてくださいね。
湿布と一緒にやっておきたい手首のセルフケア

前腕の筋肉をゆるめるストレッチ
手首を動かす筋肉の多くは、実は肘のあたりから始まっています。そのため、手首だけでなく肘までの前腕全体をゆるめてあげると、手首まわりが軽く感じられることが多いんです。
- 腕を前に伸ばし、手のひらを前に向けます。
- 反対の手で指先を持ち、手前へゆっくり引きます。手のひら側から肘にかけてが伸びる感覚があればOKです。
- 次に手の甲を前に向け、指先を下に向けて手前へ引きます。今度は手の甲側が伸びます。
- それぞれ15〜20秒ずつ、呼吸を止めずに行います。
痛みが出る手前の「気持ちよく伸びる」ところで止めるのが目安です。ズキッとくるようなら無理をせず、その日はお休みにしましょう。
スマホ・パソコン・抱っこで手首の使い方を少し変える
スマホを片手で持って親指だけで操作する姿勢は、親指側の腱に負担がかかりやすいと言われています。両手で持つ、机に置いて人差し指で操作するなど、ちょっとした工夫で負担を分けることができます。パソコン作業なら、手首が反りすぎないようにリストレストや丸めたタオルを置いてみてください。
育児中は、抱っこや授乳で手首に負担が集まりやすい時期です。赤ちゃんの脇を手首だけで支えると、親指を大きく開いたままになります。手のひら全体と前腕で包むように抱えると、手首にかかる負担が分散されやすくなりますよ。
痛みが強い日は、まず休ませる
ストレッチは、痛みが落ち着いているときのケアです。ズキズキ痛む日や腫れている日は、動かすより休ませるほうを優先してください。家事や仕事でどうしても手を使う場面では、サポーターで手首の動きを少し抑えるだけでも、負担の感じ方が変わってきます。
湿布で様子を見ても痛みが続くときは

こんなときは早めにご相談ください
- 湿布を貼りながら1〜2週間たっても、痛みがあまり変わらない
- 物をつかむ、ドアノブを回す、ペットボトルのふたを開けるといった動作がつらい
- 痛みで夜中に目が覚める
- 部活や仕事を休めず、痛いまま手首を使い続けている
当てはまるものがあれば、湿布だけで様子を見続けるより、一度手首の状態を確認してもらうのがおすすめです。また、強い痛みやしびれ、発熱を伴う場合は、医療機関の受診をおすすめします。転んで手をついたあとに大きく腫れている、手首の形がいつもと違って見えるといったときも、まずは医療機関で確認してもらってください。
高根公団接骨院で行っている手首の施術
高根公団接骨院では、最初にお話をうかがい、痛む場所や痛みが出る動き、お仕事や家事での手の使い方を確認します。そのうえで、手首だけでなく前腕や肘、肩まわりの筋肉の緊張や関節の動きもあわせて見ていきます。施術は手技が中心で、その日の状態に合わせて強さや内容を調整しています。
スタッフは全員が柔道整復師または鍼灸師の国家資格保有者です。ご自宅でできるストレッチや、湿布・サポーターの使い方についてのご相談にも応じています。育児・子育てによる痛みのケアにも対応していますので、抱っこがつらい時期のママもお気軽にどうぞ。
京成松戸線(旧:新京成線)高根公団駅から徒歩30秒なので、お仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすい場所にあります。ご予約は電話・WEB・LINEから。当日のご予約もできます。湿布の枚数ばかり増えていく、という方は、手首がつらいうちに一度ご来院ください。
よくある質問
Q. 手首に湿布を貼ったまま寝てもいいですか?
A. 説明書に貼る時間の目安が書かれているので、それを守るのが基本です。寝ている間は汗をかきやすく、かぶれにつながることもあると言われています。かゆみや赤みが出やすい方は、寝る前に貼り替えて朝にははがすなど、肌を休ませる時間をつくってみてください。
Q. 手首が痛いとき、湿布とサポーターはどちらを使えばいいですか?
A. 湿布は痛みをやわらげる成分を届けるもの、サポーターは手首の動きを抑えて負担を減らすもの、と役割が少し違います。家事や仕事で手を使う日は、両方を併用する方もいらっしゃいます。締めつけすぎて指先がしびれたり冷たくなったりしないよう、様子を見ながら使ってください。
Q. 湿布を貼っていれば、部活の練習を続けても大丈夫ですか?
A. 湿布で痛みを感じにくくなっても、手首への負担そのものが減っているわけではないと言われています。腫れやズキズキした痛みがある間は、練習量を減らして手首を休ませる期間をつくるのがおすすめです。続けるか迷うときは、指導者や保護者の方とも話し合いながら、早めにご相談ください。
